レビュー内容

カフェ ミスト

カフェミスト、その名前から初めて飲んだときはどういうものなのかという不安感と幻想的な感じが漂っておりそれに惹かれて手に取ったことを覚えています。今考えると当時高校生の僕がいつも頼むフラペチーノではなく少し背伸びしたくて買ってみたのがカフェミストでした。カフェミストのミストというのは所謂英語の｢霧｣ではなくイタリア語で｢混合溶液｣という意味だそうです。カフェミストはコーヒーとミルクの混合溶液、すなわちカフェオレを意味していました。初めて1口飲んだ時そのまろやかさに感動しました。コーヒーの香りは感じられるものの舌や喉を通る時に苦味や雑味というのは一切なくミルクが上手い具合にコーティングしてくれてスっと流れていくような感覚でした。ブラックコーヒーが苦手だった当時の僕にとってカフェミストは何も気張らずにコーヒーの美味しさを感じることの出来る唯一の飲み物であったのです。それから僕はカフェミストの虜になりました。特に冬の寒い日にカフェミストを頼むのが好きです。スタバがホリデーシーズンになり赤色を纏い始めると、ホリデー限定のジンジャーラテなどには浮気せずに僕はカフェミストをとても飲みたくなります。冬に飲むカフェミストは冷えきった身体を中から優しく温めてくれます。
また、カフェミストにはone more coffeeの制度があるのが魅力的です。今でも朝通学前にカフェミストを買って、昼食後に他の店舗でone more coffeeを利用してもう一杯楽しむということもしばしばあります。今となってはブラックも嗜みますが、僕にとってカフェミストはコーヒーと自身を繋げてくれた最初の架け橋でありたくさんの思い出が詰まったものなのです。

by ふぁぶりさん

2023/01/30